サンキライ、山帰来、サルトリイバラ、柏餅の葉息子とともにもう一つの宝物が来ました。 サンキライ、山帰来、サルトリイバラ、柏餅の葉です。 私たちの小さいころ、和歌山では柏餅といえば サンキライ、山帰来、サルトリイバラ、柏餅の葉であった。 サンキライの葉は、なんともかわいい形をしている。 小さいころ、母に頼まれて山に入ってこの葉をたくさん集めた。 戦後のどさくさで、甘いもの何もなくて、母の作る柏餅が どんなに貴重でおいしかったことか・・・。 お借りした写真だが・・・・・。 これも蒸すととてもいい匂いがする。私のソウルフードの一つである。 お借りした写真。 長く、私はこれが柏の葉だと思い込んでいた。柏餅の葉があんな奇妙な 柏の葉だと知ったのは、京都で学生生活を始めた時であった。 京都の柏餅は、私たちの柏餅と比べて、匂いも味も似ても似つかない ものだった。おいしいと思えなかった。 これもお借りした写真ですが。 これは柏の葉ではあるかもしれないが、私にとっては、 柏餅の葉ではないのである。一番違うのは匂いと感触であった。 というわけで、またまたネットでサーチいたしましたよ。 でも鉢入りの写真はあるが入荷しておりませんとかの注意書き付き。 これでは努力しても手に入りそうもありませんね。であきらめていました。 日本に一人古い友人がいて、彼女は里山の保護に長く活動しています。 お正月に彼女とのメールで偶然サンキライの話になったとき、 驚くことに、実ならあげてもいいと言ってくれたのである。 なんてラッキー、実がほしかったのです。山から苗を取ってくるのは 不可能だから、実があればと、ずっと思っていました。 そして、彼女はこの寒い中、実を取って送ってくださったのです。 これですこれ。 小さな箱にティッシュにくるまれて大切に入っていました。 なんと美しい宝石のようでしょう。皮をむきました。 種を芽出しさせるのは難しいと、ネットにも書かれている。 皮をみんな取り除いて、すぐに植えないとダメらしい。 一粒にどうやら五粒の小さな種が入っている。土に埋めるとき、 どうか発芽してくださいと、信じてもいない神に祈ったりしてました。 貴重な実は九つ。あとで調べたら二個出てきました。十一個ですね。うれし。 一つづつ時期をづらして蒔いてみようと思う。 ありがとう酒井和子さん。頑張りますね。 ありがとう。ありがとう。 私の捨てた日本への郷愁、それが匂いなのである。 http://www.cyanagitani.com/index.htm http://www.cyanagitani.com/B&BCliffrosetop.htm
by cyanagitani
| 2017-01-12 21:16
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Comments(12)
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hananojiyusenritu at 2017-01-13 09:06
もしかしたらあなたの深層心理では日本に戻りたいのではないかしら…とふと思いました。食べ物を通しての望郷の思い・・・が切々と胸にしみます。サルトリイバラの実から芽が出るといいですね。
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cyanagitani at 2017-01-13 09:39
それはないでしょう。私は母への回帰かとおもってる。母は強い人で、気高い人で、おまけに私と違って美人だった。笑 母への望郷じゃなかろうか。息子もやはり日本の家は住みつらいと言ってましたよ。今度、母のことを書いてみよう。
あ”~~、香川で、母が作ってくれたカシワモチは、これ!!
ツルンとした丸い葉っぱでした。 舌触りよろしく香りよし、大好きでした。 そう、私も実際ホンモノのかしわもちなんざ 内心違うと思っています。 ランタナの母上も(私と違って)美人で、 父も人に言われると、な~んもと言いつつ 片頬を緩めていたの覚えています‥‥‥って 何のおはなし?
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cyanagitani at 2017-01-13 13:08
ランタナさんもさるとりいばらでしたか。何とか芽を出させて育てたいです。どんどん年取ると母が偉かったなあと思われて。若いころはよく衝突をして嫌いだったのです。過去は美化されるのか・・・・。笑
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hananojiyusenritu at 2017-01-13 19:13
そうかもしれませんね。望郷の念は子供のころに食べたものへの郷愁が年齢と共に強く出てくるのかもしれない。別に故郷に帰りたいとかではなく・・・。母の味は強し?
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ランタナ
at 2017-01-17 09:04
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cyanagitani at 2017-01-17 16:18
ランタナさん、まだ芽も出てこないよ。笑 葉っぱが出てきたらぜひ来てください。
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ランタナ
at 2017-01-19 15:57
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(*^_^*)す~っと引っ張られる心地するなり。ゴロニャンニャン♪
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cyanagitani at 2017-01-19 17:56
サルトリイバラの種は真っ黒だったんだけど、何かしら赤く手水膨れみたいに膨れてきたよ。芽が出るのかしら。それならうれしいなあ。時間差で少しずつずらして植えてるよ。うまくいくとサルトリイバラでランタナさんが釣れるかも。ダンチクも芽が大きく伸びてきました。うれしいなあ。
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須藤佳代子
at 2021-01-13 11:54
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今日よもぎ餅を作るのに、よもぎのあくぬきを探していてたまたまこのページに巡り会えました。
この葉って赤い実のつく、『ツル』の『トゲ』のある、葉がつるんってしてる分ですか? 私の実家の山にいっぱいありますよ 今度時間のあるとき根から掘ってみましょうか? あ、でもカナダにお住まいなのですか?土付きって輸出?!は無理でしたっけ?
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cyanagitani at 2021-03-16 07:46
須藤佳代子さま ごめんなさい。コメントいただいていたのですね。結局サルトリイバラの芽は種からは出ませんでした。その後根を取り寄せましたが、それも土壌の違いか育ちませんで、がっくりしています。蕗、すかんぽ、茗荷などは日本より育ちがいいのですけれど。残念です。コメントありがとうございました。
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